前回の第1、2部に引き続き
エプコ経営計画説明会についてのコメントです。
今回は第3部の岩崎辰之グループCEOによる
将来の事業展望に対してのメモになります。
【開催概要】
日時: 2019年8月26日(月)19時00分~20時00分(18時30分受付開始)
説明者:
株式会社エプコ 代表取締役グループCEO 岩崎 辰之
株式会社エプコ 代表取締役CFO 吉原 信一郎
TEPCOホームテック株式会社 取締役 濤岡 賢
会 場:
三菱ビル コンファレンススクエア エムプラス 10Fグランド
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10F(丸ビル隣り)
http://www.marunouchi-hc.jp/emplus/access.html
【内容】
ほぼ決算資料の内容にプラスされる形で
将来展望に向けた資料が追加されておりました。
THT事業、商業施設向け事業、海外事業の
3つの展望についてお話がありました。
THTに関しての展望で多くの人が驚いたのは
THTとエプコでアセット(太陽光・蓄電池等)を所有するというものでしょう。
現状では与信や契約期間・リース料率の問題があるということで
アセットを保有することで上記を解決するということです。
契約期間でわかりやすい話だったのは
家をでていくときに設備を残価で買取しないといけない点でした。
10年でも確かに転勤もありますからね・・・。
与信の問題があるという点は盲点でしたね。
そのためにTHTが入っているものだと思っておりましたが
それは関係ないのですね・・・。
労力がかかる割に顧客にそこまでの価値を提供できるのか・・・?
保有したアセットを使って儲ける仕組みがないと難しそうです。
まずは契約期間前に退去する事になった人から
残価で買い取りますよ?
というところから初めてみるのがいいとこかな・・・。
わたしは聞いたときには増資くるか・・・?と思いましたが
エプコで保有するのかTHT(東電EPは?)で保有するのか
いろいろなやり方がありますので判断はできないですね。
根底にあるのは競合が出てきているという点でしょう。
比較的簡単に事業参入ができるため
おそらく現在のエネカリの顧客はすべてといっていいほど
数社で組んでオリジナルのサービスを展開することが可能でしょう。
価格競争になったとしても
メーカーやハウスメーカー・電力会社の場合は
自社製品サービスで利益を取ることが可能だと思います。
問題点としては特定の会社と
特定の会社の枠組みになるという点でしょうね。
ただし、単独でできる規模の会社もあるでしょう。
一方、エプコはマッチングサービスにすぎないので
仕組み上は会社の組み合わせはフリーでしょうが
価格競争となると厳しいのは間違いないでしょう。
そういった点でTHTブランドの機器
となったのだと考えております。
そうなると特定のメーカーのものだけを取り扱うのか等
いろいろ細かい点で気になるところです。
何れにせよ、岩崎GCEOを言っておりましたが
「長期の目線として」ということでしたので
しっかりと構築したうえでもう一回説明をお願いしたいところです。
2つ目の商業店舗事業は
結構具体的なお話がでているようです。
質疑でありましたが沖縄企業という縁でお話があった模様。
現在沖縄のコンビニ店舗数は
ファミマが300代、ローソンが200代、セブンが14(察し)
トイレの詰まりがあってバイトが嫌がる
という話があって面白かったとのこと。
商業施設ならではですね。
急速に伸びることはないでしょうが
事例ができれば省エネ・メンテにも広がっていくはずです。
頑張って欲しいですね。
海外事業はいままでの話の繰り返し
BIM事業についての話になります。
ただしアジアが追加されております。
昔、CEOブログでインドの話がありましたが
そちらより東南アジアが早そうですね。
(参照)タイのサイアムセメントグループさまが来社されました。
トヨタホームとパナホームの統合について
とくにお話はありませんでした。
風のうわさでチャンスだと認識している
とのお言葉はいただきました。
以上私的なメモです。
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